に、2期が10周年だから…(震え声)
けいおん!が放送されてからもう10年。ぼくにとって、オタクライフの始まりと言っていい作品です。当時は親に「平沢唯と結婚する」「俺が中国地方のギー太」「東京行くならお土産よろ。けいおん!のな。」と宣言して家八分になりかけました。
そんなぼくが今回購入した「K-ON! MUSIC HISTORY’S BOX」。
この巨大な箱には、放課後ティータイムの歴史と想い出が詰まっていました。
今回は、そんなお話。

おもいでいっぱい
かいふう!
箱の封を開けると出てきたのが、2冊の冊子とCDが詰め込まれた箱。

これまでリリースしてきたCDのジャケットイラストを全て収録した「COVER ART HISTORY BOOK」。全曲の歌詞と音楽ディレクターさんのコメントが掲載されている「SPECIAL BOOK」。
久しぶりにジャケット絵をまじまじと見て、「そうそうCagayake!の通常版ジャケがめっちゃ好きだったんだよな~!」とか「2期のサントラジャケは唯だけこっち見てるのマジいいわ…」とか、死ぬほど独り言が捗っていました。
「SPECIAL BOOK」では音楽ディレクターさんのコメントが文字通り「全曲」に掲載されています。



その数、「258曲」。
もちろん、全ての楽曲コメントが同じぐらいのボリュームというわけではないですが、それでも凄すぎる。お疲れ様です…!
じゅうにまい!
次は、メインのCDです。
けいおん!の楽曲をほぼ全て収録した商品ですので、CDの枚数も大変なことになってます。その数、12枚。



CDの振り分け番号を時計に見立てているのが非常におしゃれで、けいおん!っぽいのがニヤニヤポイントです。
このBOXのジャケットで放課後ティータイムが着ているアリス風衣装とイメージを合わせているのかなー、とか思いましたね。
がっきょく!
さて、今回ぼくがこのBOXを買ったのには色々と理由はありますが、その中の一つに「当時は未回収だった楽曲の回収」があります。普通にCDを買うだけでは出会わなかった曲、そもそも当時はアウトオブ眼中だった曲等に新しい刺激を覚えたいなと思ったからです。
その楽曲たちを少しだけピックアップして紹介します。
Cagayake!&lazyの5人ver.
1期のOP「Cagayake!GIRLS」、ED「Don’t say “lazy”」は梓の加入タイミングの関係上で通常リリースされたのは初期の4人組(名義も「放課後ティータイム」ではなく「桜高軽音部」)です。
しかし、この2曲は梓の加入後は梓のギターも演奏に加わった5人ver.へ生まれ変わります。この5人ver.は「「けいおん!」オフィシャル バンドやろーよ!!」というサントラCDに収録されるのですが、当時のぼくは「いや…バンドやってないし楽器も弾かないから買ってもしゃーないわ…」と買わなかったんですね。ほんんまつっかえんわ…
後々になってCagayake!の5人ver.を聴く機会があったので興味本位で聴いてみたら、まぁ梓のギターがカットインが如く絶妙なところで入ってくるわCメロ前の5人のやり取りが変わるわで、「Cagayake!の完成版じゃんこれ…」と絶句しましたね。正直、5人ver.を聴いて初期のCagayake!が寂しすぎて満足できなくなってしまった…。
やっぱり5人の演奏が好きなんだな、と再認識させられました。
『レッツゴー』(唯・澪・律・紬・梓Mix)
こちらは1期のキャラクターソングシリーズで共通曲となっている『レッツゴー』の5人Mix。「「らじおん!」スペシャル!Vol.1」というCDに収録されているんですが、またしても当時のぼくは「いや…声優さんのラジオ聴いてもしょうがないし…買わんでええやろ…」と意味わからんもうほんまくそやなお前。
『レッツゴー』は当時から大好きな曲だったんですが、あくまで唯ver.で満足していたんです。しかし、久々にこの曲を聴いて「『レッツゴー』の5人ver.…聴きてぇんだよなぁ…」となってしまいまして。
実際に聴いたら、やはりこの曲は「5人の曲」というのをわからされました。
明日は休み、本日金曜日、約束10時、
いつもの場所 ハジケル時も、憂鬱な時も、出遅れないで、さあ行くよ
(2013:K-ON! MUSIC HISTORY’S BOXの「『レッツゴー』」より引用)
この学生特有の週末ウキウキ感、明日必ず楽しい事が待っているという期待に満ちた言葉の数々は「5人全員が持ち合わせた気持ち」であると思えれば、これは5人の曲、なのです。(まぁ、だからこそ「共通曲」なのだけどね!)
いつまでも、放課後!
最後に、なぜこのBOXを今になって買ったのかというのを。
冒頭でも書きましたが、けいおん!はぼくにとっての始まりと言っていい作品です。けいおん!から今も自分の趣味になっているものの情報や、自分にとっての好きと言える「基準となりえるもの」をたくさん学びました。
ぼくはそれなりに飽き性で、一度好きになった作品で円盤を買ったりしても興味を失ったら再度触れても中々熱が戻らない部分があります。けいおん!も当時は凄まじく熱を入れていたけど、アニメを好きになるにつれ色々な作品に触れて興味が薄れていきました。
ある日、けいおん!が放送10周年と知りました。ふと、観返すタイミングかなぁと思ったのです。でも観返してみて、けいおん!に対して何も想わず観てしまいそうな自分もいそうでちょっと怖かったのですが観返してみたのです。
6年ぶりの視聴でした。
もう馬鹿みたいに感動しまして。
あまりにも当時観た時と、今観終えて感じた気持ちの量が違いすぎて。この感動を引きずったまま楽曲に触れたら更に感動を補強され。自分はすごいコンテンツに育ててもらったのだな…という気持ちでいっぱいになりました。
何よりも、自分の中にまだ熱くこみ上げてくるものが残ってたことが嬉しかったんですね。6年ぶりに触れて、それでも自分の中に残っていたという事実が嬉しかった。
そして、今でこそキャラソンを全員分聴くなんて当たり前なんですけど当時はそこまで広くカバーしていたわけでもなくて。自分の中のけいおん!にまだ課題が残ってるんじゃないか、広げれる余地があると踏んで購入へ踏み切ったわけです。もちろん、10周年という記念の側面もありますけどね!
と、まぁそんな感じで。。今回はこの辺で。
遅くなってしまいましたが最後に!
けいおん!10周年、おめでとう!!
けいおん!は、いつまでも、放課後です!!!!!